永字八法とは

永字八法

永字八法とは、書道で使われている技法８種類が、漢字の「永」に含まれていることを指しています。

中国の歴史上有名な書家によって唱えられており、「永」を習得することによって、ほとんど全ての漢字（楷書）の、上達に役立つと伝えられています。

永字八法

[１] 側（そく）・・・点
[２] 勒（ろく）・・・横画
[３] 努（ど）・・・縦画
[４] 躍（てき）
　　　　・・・横画や縦画からのはね
[５] 策（さく）・・・斜め右上へのはね
[６] 掠（りゃく）・・・左はらい
[７] 啄（たく）・・・短いはらい
[８] 磔（たく）・・・右はらい

「永」を何度も繰り返し練習すれば、他の漢字も自然に上手くなるので理想的！ボールペン字の上達に好都合、といいたいところですが・・・・。

本当のところ、字の上達に抜群の効果は期待できないようです。（効果がないと、いっているわけではありませんが。）

このことは、書道界でも同じ意見があるようで、あなたも実際に練習してみるとわかるはずです。

特に、日本語の場合は漢字だけでなく、曲線が多い「ひらがな」が多く使われますので、この傾向が強くなっています。

もともと、永字八法は書道のマスター方法として考案されたもので、ボールペン字の上達には、そのままつながらないようです。

やはり、一文字だけの練習で、ボールペン字を上手になろうとするのは、ちょっと都合がよすぎるのでしょう。

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