ボールペン字練習帳の効果は?
書店で市販されているボールペン字練習帳は、種類が多く選ぶときに迷ってしまう方も多いことでしょう。どの練習帳も上手な字の手本で、これは上達しそうだと思いますね。
でもちょっと、待ってください。
あなたは、ボールペン字練習帳の手本の全てを、マスターする自信ありますか。
「・・・・・・?」
「どうですか?」
別にあなたを、問い詰めているわけではないのです。わたしは、これらの手本を全てマスターするのは、無理じゃないかなあと思って、あなたに聞いているだけなのです。
英文の場合は、26文字の大文字と小文字を憶えれば、かなりボールペン字が上達する可能性が高いと思います。
わたしは、中学校1年生の夏休みに、課題の”英文の書き方練習帳”を1冊やったおかげで、今でも英文には結構自信があります。(英語自体は苦手ですが。)
しかし、日本語の場合はどうでしょう?
日常使っている文字は、漢字の他に、ひらがな、カタカナ、数字、アルファベットまで、英文とは比較できないくらい多くの種類があります。
特に漢字は、日常よく使う漢字の数だけでも千数百ほどあり、これを全て一つ一つマスターするとなると???
?がいくつもついてしまいます。
そもそも、ボールペン字練習帳は、その道のプロや専門家が書いたもので、それを”なぞり書き”でそのままマスターするのは、無理があると思われます。
仮にマスターできたとしても、それまでは相当な時間が必要なのではないでしょうか?忙しいあなたには、それができるでしょうか?
練習帳の特徴は、なぞり書きで練習しているときには、上手に書けたとしても、いざ白紙に書き始めようとすると、とたんに手本どうりに、書けなくなることです。
スラスラ書けるようになるまでは、今お話したように相当の時間が必要です。ボールペン字の練習で、長続きしないのは、これが大きな原因になっているようです。
それともう一つ、市販のボールペン字練習帳では、発行している出版元によって、同じ文字でも違いがあります。これ、わたしが書店で、いろいろ見比べて確かめています。
つまり、ボールペン字練習帳は、
・日本語の文字は数千種類あり、これを全てなぞり書きで、マスターする
には、かなり長時間の練習が必要。
・文字には、100%完全といえるものはないので、練習帳によって
違いがある。
この2つの問題点があるのです。
でも、手本によって練習する以外に、適当な練習方法がないのも事実です。そこで、次ページではボールペン字練習帳の、効果的な使い方をご紹介します。
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