漢字上達の3つのコツ
日常で使っている漢字の数は千文字以上もあり、これを一つ一つ練習するとなると、どれだけ時間があっても足りません。
ここでは、漢字を上手に書く、簡単なコツを3つお話します。
上達のコツ1. 直線と曲線を明確に!
漢字の要素を調べると実は、基本的に点、横画、縦画、はね、はらいの5つしかありません。
そして、これをもっと単純に区分すると、直線と曲線に大別できます。(もちろん、これはあくまでボールペン字を練習するためだけの、かなり思い切った区分です。)
そう考えると、漢字を書くときのコツは直線で書く部分と、曲線で書く部分を、はっきり区別しながら練習すると、効果があります。
微妙な漢字の表現は、できるだけ省略して、シンプルに書くことを目指します。
例えば、以下のように漢字を直線と曲線の2つの要素だけでとらえて、練習するのがコツです。

*黒は直線、赤は曲線
このサイトで提供している練習手本も、できるだけこの原則をもとに作成しました。はねや点などの、漢字の要素を直線か曲線かをはっきり区別して、書くことを心がけます。
なに、簡単なことです。メリハリをつけて中途半端な書き方をやめればいいのです。(ここは少し、強気のアドバイス!)
特に字が読みにくいと言われる方は、この中途半端な書き方をするケースが多いようです。
それに、ほとんどの漢字では、左に払いながら途中で右に払うようなスネークラインは、ほとんどありません。
上達のコツ2. 字の大きさ
漢字を書くときは、、画数の少ない単純な漢字を書くときには、通常の漢字よりも一回り小さめに書くのがコツです。
これを漢字だからといって、全く同じ大きさで書いてしまうと、バランスが悪くなってしまいます。
例えば、次のような漢字。

枠一杯に書いた”田、口、宛、手”ははっきり言って、かなり大きすぎますね。これは、漢字とひらがなの関係と同じで、画数の少ない単純な漢字は、小ぶりに書くと文章全体のバランスがよくなります。
上達のコツ3. 横画の角度を揃える
これは、ボールペン字上達のコツのところでもお話しましたが、漢字の横画の右肩上がりの角度は、どの漢字も揃えるようにします。
これによって、文章全体に統一感が生まれ、整った印象を読み手に与えます。右肩上がりの角度は、あなたにお任せ。あなたの一番書きやすい角度で十分です。
たとえ、横画が多い漢字でも気にすることはありません。必ず、右肩上がりの角度は同じに揃えるのがコツです。
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