練習帳の効果的な使い方

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ボールペン字練習帳で効果を得るには?

ボールペン字練習帳の多くは、手本の字が薄いグレーで印刷されていて、それを、そのまま”なぞり書き”するものです。

なぞり書きのときは上手く書けても、いざ、白紙に書くとなると、とたんに書けなくなる。これよくあるパターンです。
そこで、おすすめのボールペン字練習方法を。
(これ、わたしが実験済みです・・・。)


ではさっそく始めましょう。
まず、手本を全く見ないで、”ひらがな”を書いてみてください。
(そう、手本を見ないでです。)

ひらがなを書き終えたら、今度はボールペン字練習帳の手本と、あなたが書いた字を比較してみましょう。

「やっぱり手本が上手で、自分のが下手。ん・・・納得。」

いえいえ、納得するんじゃないんですよ(笑)
あなたの書いた字のどこが悪いのか、手本とよく比較してみるのです。悪いのは点のつけ方なのか、へんのバランスが悪いのか、あなた自身で見つけるのです。


そして、その後で改めて、手本にちかづくように、白紙の紙に書いてみるのです。

そうするとどうでしょうか?

「あっ!こんな曲線で書けばいいのか。」
「点の長さは、このくらいの長さがいいのか!」
「もう少し、つくりを小さめに書くと、きれいな字になるなあ。」

こんなふうに、いろいろな”気づき”があるはずです。

そう、ボールペン字の練習では、この”気づき”が一番大切!!!!!
(思わず!をたくさんつけてしまいました。)

つまり、考えながら字を書く練習をするのがコツなんです。

この練習を続けていると、少しずつ字を書くときの、バランス感覚が養われてくるのです。もちろん、漢字の場合も同様。


一方、ただの”なぞり書き”をしている場合は、どうでしょうか?
ボールペン字練習帳の手本を、そのままなぞるだけに集中して、字のバランスや字がきれいに見えるポイントが身につきません。

自分で字のバランスを考えながら書くのと、ただ、なぞることに専念するのでは、実は大きな違いがあるのです。

考えながら書くとなると、少しめんどうだと思われるかもしれませんが、実際にこの方法で練習してみると、効果があることが実感できるはずです。上手に書けるポイントが、つかめるはずです。

ボールペン字練習帳は、ただなぞり書きの練習に使うのではなく、自分の字の悪い癖や手本のいい部分に、気づくために使うのがよいといえるのです。


では、最後に1つアドバイスを。
練習帳はあくまで、パーフェクトに近い手本ですが、手本そのままに書ける必要はないということです。

字が上手に書ける”気づき”を意識しながら、練習していれば、それなりに上手な字が書けるものです。間違っても手本と全く同じように、書こうと思わないことです。はっきり言って、時間の無駄です。

あなたの字は、子どもの頃からずっと書き慣れてきたものです。いわば、あなたの身体の一部といってもいいくらいです。あなたの字の個性を全て、否定する必要なんかありません。

多少個性的であっても(下手という意味ではありません。)今より少し上手になりたいという、ボールペン字練習の本来の目的を目指しましょう。

さて、次ページからは、もう少し具体的にボールペン字上達のコツを、お話したいと思います。
ボールペン字練習帳について<前ページ|次ページ>ボールペン字上達のコツ
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カタカナ 1
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